不二観

すきなのは純白

「不二君、僕は貴方に会えてとても幸せだと思いますよ」 「どうしたの観月、急に」 「だからね不二君」 「いつまでも僕の顔色を伺うような、鬱陶しいおどおどした瞳で見るのはおやめなさい」 あの試合でプライドを木っ端微塵に叩きのめされたのは僕なのに一…

きみに恋してる

命拾いしたね、観月にこりと笑った ●きみに恋してる 休日の予定を聞いたら他校に行ってデータ収集だというから、無理矢理僕もついてきた。だってそうでもしないと平気で何日も会えないのだもの。観月は薄情だ テニスをしていない僕など何の価値はないと、会…